[図解]大学4年間の統計学が10時間でざっと学べるを読んで思ったこと

統計学に興味を持ち早5年。何もしていない。今年に入って急遽統計学を学ぶ目標を年間目標に組み込み熱量が増している。そのうちに、積読となっていたこの本([図解]大学4年間の統計学が10時間でざっと学べる)を手に取ってみたら、思いのほか実りのある本であったので備忘録として記す。

そもそもの統計学を教えてくれた

30%の増加ってなんとなくですがよく聞こえるじゃないですか。でも、このパーセントの考え方も比較検討しやすいように人間が作ったものです。

統計学は、この1%はちゃんとした成長なのか?を明確に数値で示すのがこの学問の素晴らしいところだと教えてくれた。

リンク:[図解]大学4年間の統計学が10時間でざっと学べる

[図解]大学4年間の統計学が10時間でざっと学べるを読んだ感想

  • 3部構成になっているが、その構成が秀逸
  • ちょっと興味があったら知ってる程度のにわかに対応
  • 3部作の締めには気づきが待っていた
画像をクリックするとamazonの商品ページへ飛びます

僕は、いわゆるにわかに分類されている。標準偏差は何ですか?とか、標準誤差は何ですか?母集団は何ですか?

そういう言葉はよく知っているし、式もノートにメモしておいたりもしているくらいのにわかだ。しかし、僕は大学に行ったことはない。そのため、数学しか学んでいないのと、その数学は高校生活での大半を赤点で過ごした。

だからこそなんだが、できる感は出したいと常日頃から劣等感と戦っている。そんな僕の生暖かいプライドが邪魔して根本的な理解まで進めていなかったのが今までだ。

辞書を引くように使える教科書

1ページ1ページで単元を完結させてくれる感じ。目次に書かれているキーワードは実際に使う時に使う言葉である実用性の高さ。

3部くらいまで進むと少し入り組んだ感じにもなっているし、使いなれない言葉で式を忘れたりもする。だけど、すぐに調べなおすことができるので、非常に便利だ。

僕は標準偏差の部分で、なぜルートがつくのかをずっと悩んでいたが、標準偏差の式自体にルートが含まれているのを戻って調べたため納得して終わらせることができた。

今後は、辞書を引くようにこの本を活用していきたいと思っている。