論理的思考ができないと人を説得することができないんです。
人に理解されない。わかってもらえない。というのは苦しいですし、悔しいですよね?
そして一番苦しくて悔しいのは、誰かが自分の最高だと思っている案を自分よりもうまく説明されたときです。
つまり、自分が良いものだと思ってアウトプットしたときにめちゃくちゃ批判されるんだけど、別の人がアウトプットしたときに「そりゃ、良いじゃん!」と多くの人から同意を得られる。
僕はそんなことがしょっちゅうあって、なんでだろう?と考えた結果に、論理的思考ができていないからだ!と気づけました。(もちろんほかにも理由はありますよ・・・悲しいですけど・・・)
うまい説明って根拠と結論の筋が通っていないと違和感が生まれますよね?その違和感が生まれた時点で説明なんて聞かれてない!
論理的思考(ロジカルシンキング)は自分自身の内側の話に聞こえるんですが、論理的思考の先ってアウトプットで誰かを説得したりするのに使うアウトプットスキルなんですよね。
僕は、論理的思考ができないときに必要なことは、テンプレートの作成とテンプレートの見直しとどういうコンディションにすべきだと考えました。
自分なりのベストコンディションが作れてない
イメージすべきピラミッドができてない
自分のテンプレートの作成と見直しができていない
今回は、論理的思考の学術的な話というよりは僕自身が論理的思考ができなくなってしまった時の迷える子羊状態の僕に向けての備忘録です。楽しんでもらえたならうれしいです。
論理的思考ができないときには
僕が論理的思考ができないときに、少なからずできていなかったことを徐々にまとめた形です。
あなたにはハマらないかもしれませんが、参考になればうれしいです。
焦らない
ピラミッドをイメージして考える
論理的思考の7つの確認項目
焦らない
焦ると論理的思考が奪われやすくなります。急がば回れ。 ただ、この時代は悲しいことに立ち止まっているだけで損をします。
何のために急がば回るのか?を意識して進めないと取り返しがつかなくなります。
焦らないで、平常心で全体を見渡すようにイメージする。
ピラミッドをイメージして考える
ピラミッドは、論理的思考をするときによく作ります。
ピラミッドの一番上が結論や目的ならそこにたどり着くまでを論理的思考で整理することが多いでしょう。
結論や目的というゴールに至る根拠をピラミッド状にどんどん付け足す感じです。
その時に、根拠はできる限り簡潔にすると、まとめやすいです。
結論に対しての根拠は的を得ているのか。確認作業が一番重要ですから。 この流れが意識できると、結論と根拠が明確にできます。
論理的思考の7つの確認項目
僕は、論理的思考がめちゃくちゃ苦手です。
なので、よく何を言っているのか分からなくなったり、何を考えているのか分からなくなったりしてしまいます。
僕が一番整理しやすい順番で説明しています。
事実・理想・仮説を分ける
今わかっていることや、理想として掲げていること、またこうなるであろうという仮説など、いろいろなことがごちゃごちゃしていないのかを確認してみましょう。
この時に、事実と事実の積み重ねによって仮説を成り立たせるように意識してください。
理想は一旦理想として放っておいてください。
目的を一つに絞れてる?
何かをやるときには目的が重要です。根幹となる目的を実行するために目標が定まっていく。つまり、目的が複数存在すると理想形もその分増えていってしまうんですよ。
理想が複数ありすぎて、理想1のメリットが理想2の邪魔になっている。よく見てみると理想1と理想2は相反する反対のことを言っていた。
なんて経験したことありませんか?
僕はこういうのをよくやってしまいます。ドヤ顔でですよ?笑
そんな時には、目的って何だっけ?ちゃんと一つに絞れてる?と考え直すと落ち着いてきます。
ただし、「目的とは」なんて深いところに行き過ぎるとまた考え出して止まらなくなるので注意は必要です。
多角的に見てる?
これも良くやってしまいますよね。
一つの方向から見たときはシンプルで最高の理想(目的や目標)なんだけど、別の視点(別の部署なんかが良くあてはまる?)からするとなんか微妙で結局そんな変化がない。
理想(目的や目標)に高さがあるのであれば、低い理想(目的や目標)だからそうなっちゃうと思うんです。
多角的に見ることは、理想を高くしていってどこから、どこの部署から見ても理想に見えるくらいまで高く掲げなくてはいけない。
せめて関連する場所までには光らせなくてはいけないと僕は思います。WinWinの関係を意識するとまとめても良いかもしれない。
理論のステップに注意する
理論のステップとは、理論の歩幅です。
いや、伝わらん。
足の長さで人の歩幅は変わる。それと似て思考も得意分野や精通している分野の思考は言わなくても理解できる範囲があったりしますよね?
そう、ツーと言えばカーのような。
昔の掛け算の仕方を例にしてみましょう。
2 × 3 = 2 + 2 + 2 = 6 じゃなかったです?それがその思考に慣れると、2 × 3 = 6 ってすぐにでるようになるイメージです。
何が重要かというと、途中式の人(2 + 2 + 2)は、付いてくるのに少し時間がかかる前提で話さないといけない。ということです。
2 × 3 = 6 ってすぐにわかる人相手に、2 × 3 = 2 + 2 + 2 = 6 って説明を入れると馬鹿にされた気がすること。
とにかく分解すりゃいいってわけじゃないから、難しいのよねぇ~って感じです。
たまたまの事故に気を付けてる?
たまたまの事故を「最後の藁」と表現したらピンとくる人もいるんじゃないでしょうか。
本当はそれが本当の問題点(原因)ではないのに、それが問題点(原因)と見えてしまうようなことです。
クレープ屋さんにめちゃくちゃハイパフォーマンスを繰り出す玄人がいるとします。その人は、ベテランで13年同じ仕事をしている人です。
その人は、レシピを見なくても全部完璧に作れるので、レシピを一昔前のレシピで更新をしていなかったとしましょう。
新人が入ってきました。その新人は一昔の前のレシピでも、自分なりに頑張って手帳に更新された部分などをメモしていました。
ある日、そのお店から食中毒が出てしまいました。その原因は手帳に付着した菌が誤ってクレープに混入したとしましょう。
これで、メモ帳を持ち込まない!というルールを作ってしまったら最悪!根本的な原因はそこじゃないからです。(この例では、もちろんメモ帳の持ち込みは制限した方が良いと思いますが・・・)
紙に書ける?
根拠1と根拠2があると結論1が出来上がる。
と説明しているんだけど、実際は、
根拠1が●●の状況にあるときに根拠2があると結論1が出来上がる。
として、同じ部署の人は、根拠1が●●の状況にあるときという補正を入れてくれるんだけど、別部署の人は補正が入らない。
などの根本的な部分に気づけたりもします。
あと、アウトプットができるようになっていれば筋道は立っていると思いますので、見返す。また、見てもらう道具として活用してください。
紙に書けるのかが重要ではなくて、完ぺきではないにしてもアウトプットができるのか?というチェックです。
本当に考えた?
あとは、僕の場合は紙をとにかく眺める時間です。
本当にこれだよなぁ~。と考える時間です。
論理的思考は、アウトプットツールなので相手のことも意識したテンプレートとしています。
論理的思考ができないときにやらなくてはいけないことは
- 事実・理想・仮説を分ける
- 目的を一つに絞れてる?
- 多角的に見てる?
- 理論のステップに注意する
- たまたまの事故に気を付けてる?
- 紙に書ける?
- 本当に考えた?
これを意識しておくだけで論理的思考の進捗はだいぶ改善できます。
どうして論理的思考ができないのか?
そもそも普段から論理的思考の活用はできていますか?論理的思考の場面ってたくさん出てきませんか?
そもそも疑問を持っていないのでは?
論理的思考のとっかかりは、疑問を持って「こうした方が良い!なぜなら●●だから!」という感じのことです。
誰かに習う必要もなければ、自然にできるようになるいわば理由付けともいえる行為です。
人は、1日で2時間くらい悩んでいるそうです。その真意はどうでも良いとして、少なくとも1日に1つの疑問やなんでだろう?と不思議に感じることはあると思うんです。
そんな時に、論理的思考ができていますか?なぜなら!と考えたりしていますか?
やる時間が無かったり、そんなこと忘れたりしてしまうじゃないですか。
疑問が浮かんだときにメモしてますか?
僕的にはこれが一番重要。メモを忘れるな!
正直、ロジカルシンキングがめちゃくちゃできる人はたくさんいると思います。僕よりもめちゃくちゃできる人はたくさんいます。
ロジカルシンキングなんて数稽古で使えるくらいのスキルにはなります。突き抜けて出来なくても良いと思うから、回数を重ねるためにもメモの準備は怠らない方が良いかもしれない。
こういう小さな積み重ねが最終的には追い付けないくらいの差を生み出す。
僕の好きな標語に、「神は細部に宿る」という言葉があります。
論理的思考のまとめ
焦らないでピラミッドを意識して、7つの確認項目をチェックを見つめなおす
疑問が持てているのか?メモは取っているのか?を再度確認!
論理的思考の参考書籍
論理的思考の根本を学びたいならこの本!
少し高い本だと思いますが、本は中古なんかも多くあるので、そこら辺は自由です。
個人的には新品で買って、マーカーなんかも自分でつけたいと思います。
論理的な思考をすぐに実践したい!
コナンが好きだ!いや、違う。コナンの話が出てくるのはたとえ話の時に使われている。
推理って論理的思考ってすごい使われている。と再実感。青山さん、あなたはどのくらい論理的な人なんだろう?
バーロォー・・・
本筋とは違うけど、面白かった本
トヨタの1枚で!という文化を伝えてくれてるのは、面白かった。
特にノートを分割していく方法の部分は見ていて面白い。